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横浜の遺跡が陥没、小学生が落下して頭にけが 直径約40センチの穴、老朽化が原因か 現場は全面立ち入り禁止に

カナロコ by 神奈川新聞 2025年1月24日 21時50分

 横浜市教育委員会は24日、上行寺東遺跡の復元地(横浜市金沢区)が陥没し、小学6年の男子児童が約1.5メートル下の地面に落下、頭部を負傷する事故があったと発表した。構造物の老朽化が原因とみられ、市教委は全面立ち入り禁止として詳しく調べている。

 市教委によると、事故は22日午後1時半ごろ発生。復元地を歩いていた男児がくぼみに足をかけたところ、一部が陥没して直径約40センチメートルの穴が空いて落下。救急搬送され、病院で2針縫う治療を受けた。男児は友人と訪れており、通行人によって引き上げられたという。

 復元地は1987年に完成し、鉄骨の骨組みに厚さ3センチ近くのGRC(ガラス繊維補強セメント)を張り巡らせた構造。市教委が管理しており、毎月の目視による点検や2017年に実施した直近の大規模点検で異常は報告されなかったという。 

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