交流サイト(SNS)を通じて架空の投資話を持ちかける「投資詐欺」と、恋愛感情を抱かせるなどして現金をだまし取る「ロマンス詐欺」の神奈川県内の2024年の認知件数は計537件に上り、前年の188件から3倍近くに増加した。
被害者は20~30歳代の若年層にも及んでおり、県警は背景に新NISA(少額投資非課税制度)の影響で高まる投資機運が悪用されているとみて、「投資は正しい知識が必要。SNSで知り合った人から投資話などが出たら詐欺を疑ってほしい」と警鐘を鳴らす。
「投資詐欺」は、著名人の名前や写真を悪用したインターネット上の偽の投資広告からSNSに誘導。やりとりを重ねて信用させ、投資金や手数料名目などで現金を振り込ませる。