イラクやシリアで闘病中の子どもの支援を目的とした募金活動が、横浜市神奈川区内のチャリティーショップ「WEショップ」の六角橋店と大口店で行われている。募金に協力した人にチョコレート入りの缶をプレゼントしており、缶には現地の子どもが描いた絵があしらわれている。NPO法人「WE21ジャパンかながわ」の執行節子理事長は「病と闘う子どもたちに思いをはせ、エールを送ってほしい」と話している。
難民支援を行うNPO法人「日本イラク医療支援ネットワーク(JIM─NET)」の呼びかけで始まったこの「チョコ募金」は各地で行われており、県内のWEショップでは40店舗中21店舗で実施している。
缶には白血病を乗り越えようとしている15歳の少女が描いた猫の絵や、難病と闘う16歳の少女が描いたミモザの絵などがプリントされ、ハート形のチョコレートが5個詰められている。
WEショップでは、寄付された服や雑貨、フェアトレード品を販売しており、売り上げはアジアの途上国や国内の被災地などの支援に役立てている。最近はリサイクルショップが増加していることにより、服などを寄付する人が減るなどの影響が出ているという。
執行理事長は「処分する衣服や雑貨をこちらに寄付してくれれば、それが誰かの助けになる」と話し、協力を呼びかけている。
六角橋店と大口店で用意したチョコ缶は200個。550円以上寄付した人にプレゼントしている。問い合わせは、六角橋店電話045(633)1537。