中国の旧正月「春節」を迎えた29日、横浜中華街(横浜市中区)で、五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛を願う伝統行事「採青(サイチン)」が行われた。爆竹やドラが鳴り響く中、鮮やかな獅子が店の軒先につるされた祝儀袋をくわえ取り、見守った観光客らから歓声と拍手が起きた。
横浜中華街発展会協同組合が主催する春節行事の一つ。今年はイベントの規模を拡大し、2月8、9の両日に中華街一帯で伝統演舞を披露する「街なか娯楽表演」、同11日にランタンオブジェによるナイトパレード「祝舞遊行」を初めて開催。同12日には横浜媽祖廟(まそびょう)で「元宵節燈籠(とうろう)祭」を行い、イベントのフィナーレを花火で飾る。