ノーベル賞に輝いた日本人研究者の功績をたどる企画展が2月24日まで、横須賀市自然・人文博物館(同市深田台)で開かれている。入場無料。
国立科学博物館(東京都台東区)の巡回展「ノーベル賞を受賞した日本の科学者」で、ノーベル賞を受賞した日本の研究者25人を紹介。研究業績のほか幼少期のエピソードを交えた生い立ちも知ることができる。各研究者が残した研究メモや色紙など関連資料の複製などもあり、身近に感じられるようになっている。
2002年に物理学賞を受賞した東京大特別栄誉教授の小柴昌俊氏は横須賀市出身で、市が所蔵する小柴氏の直筆サインなどのコーナーも設置した。同館初代学芸員で元館長の羽根田弥太氏は、08年に化学賞を受賞した下村脩氏と共同研究していた間柄でその発表論文や、1950~60年代に下村氏から受け取った手紙なども展示している。
学芸員の内舩俊樹さん(47)は「理科好きな子どもたちにとって将来の夢やロールモデルを見つける機会になってもらえたらうれしい」と期待している。
問い合わせは、同館電話046(824)3688。