海老名市内の住宅に住む小中学生のきょうだい3人が死亡し、母親が殺人の疑いで逮捕された事件を受け、市教育委員会は再発防止策として子育てに関する新たな保護者支援体制をまとめた。教育長らをメンバーとして事案の緊急性リスクの有無を判断する「子育て支援チーム」を設置するほか、児童と保護者が一時的に距離を置くことが効果的と考えられる場合に市内の学童保育クラブで児童の一時預かりを行う。2月から取り組む。
子育て支援チームは、教育長や教育支援センターの担当者、相談員(臨床心理士)、スクールソーシャルワーカー(SSW)など少人数で構成する。2週間に1回程度集まり、学校などで臨床心理士らが相談を受けたり対応したりした事案の報告を基に緊急性について協議・判断し、保護者支援などにつなげる。