海上での事件・事故の緊急通報用電話番号「118番」について、第3管区海上保安本部が2024年に受けた16万8989件のうち、99.6％が無言電話などの非有効通報だったことが30日、3管のまとめで分かった。ポケットやバッグに入れたスマートフォンからの誤発信が多いとみられ、3管は「かけた場合は履歴を消すなど、誤発信に注意してほしい」と呼びかけている。
同日開かれた定例会見で、3管が発表した。
24年の非有効通報は16万8449件。過去10年で最多だった前年から5万7872件減った。
無言電話が1日で1200件かかった日があり、3管が調べたところ、緊急通報画面から「118」「110」「119」が誤発信されやすいスマホの機種があることが分かった。海上保安庁が携帯電話会社に対策を依頼した結果、誤発信は減ったという。