神奈川県内の人口が4年連続で減少したことが県の調査で分かった。2025年1月1日現在の県人口は921万8981人(男456万8076人、女465万905人)で、前年同期比で6110人減少した。33市町村のうち、大半の29市町村で減少。死亡が出生を上回る自然減が加速し、転入が転出を上回る社会増でカバーしきれない状況が定着しつつある。
県人口は調査を開始した1958年(309万9197人)から一貫して伸び続け、2010年には900万人を突破。21年には923万6337人に達した(各年とも1月1日時点)。しかし、21年中に5160人の減少に転じ、22年中は3276人の減、23年中も2810人の減となっていた。24年中は6110人減で、減少幅としては最大となった。
24年中の自然減は4万8890人で、前年より5038人拡大。社会増も4万2780人で、前年より1738人拡大したが、自然減の落ち込み幅の方が大きかった。