横浜市営地下鉄ブルーライン片倉町駅（横浜市神奈川区）で2日、エレベーターが非常停止し、男女4人が1時間半余り閉じ込められる事故があった。モーターを制御する機器の不具合が原因とみられ、市は同型式の機器を使ったエレベーターを緊急点検する。4人は成人でけがや体調不良の訴えはなかったという。
市交通局によると、故障したのは改札口がある地下1階と地上をつなぐロープ式エレベーター（11人乗り）で、午前10時5分ごろに地上まで約2メートルの地点で停止した。約15分後にメンテナンス業者が到着したが、かごと釣り合い重りの調整に手間取り、停止から救出まで98分を要したという。
事故を受け、同局は同駅の全エレベーターに加え、ブルーラインの伊勢佐木長者町、下永谷両駅のエレベーターを緊急点検する。