鎌倉市は3日、総額1348億1100万円となる2025年度当初予算案を発表した。一般会計は人件費の増加なども背景に2年連続で過去最大を更新し、初めて800億円の大台を突破した。
歳入の柱となる市税は前年度比6.0%増の約386億円。市民税は約20億円(10.7%)増え、うち個人税は定額減税終了で9.5%増、法人税も企業収益の増加により25.5%増となった。好調のふるさと納税は過去最大の30億円を見込む。
歳出は5月から開幕する「東アジア文化都市」の関連事業費2億円が目玉。再開発が始まる深沢地区では文化財調査や道路整備などに5億円、漁港整備に向けた防波堤工事に4億円を計上するなど大型事業も続く。