小田原市は明治の元勲で元首相の山県有朋(1838~1922年)ゆかりの「古稀(こき)庵」(小田原市板橋)、「皆春荘」(同)、「ホテル椿山荘東京」(東京都文京区)の3施設の庭園をデザインしたマンホールのふたを板橋地区の3カ所に設置した。
設置されたのは、箱根登山電車箱根板橋駅近くの2カ所と松永記念館近くの1カ所。古稀庵などの3施設はいずれも山県がかつて住んでいた邸宅で、似た趣のある庭園が多くの来訪者に愛されてきた。マンホールには3施設の滝や建物、植物などの庭園の特徴が描かれている。
市とホテル椿山荘東京は、庭園の文化的価値を共有して地域活性化につなげようと包括協定を結んでおり、マンホールのふた設置は連携事業の一環。