神奈川県葉山町は4日、2025年度当初予算案を発表した。一般会計は130億円を初めて超え4年連続で過去最大。
歳入は、町民税が所得の増加を受け前年度比11.2%の大幅増、固定資産税も地価上昇で1.2%増を見込む。町税全体は6.2%増の61億4千万円余で、構成比は1.1ポイント上がり46.2%。60億円台となったのは27年ぶり。
初年度となる第5次町総合計画に基づき、歳出では教育、自然環境、福祉施策に重点を置いた。一方で学校施設をはじめ本格的な公共施設の再整備を控え、財政見通しは厳しい。山梨崇仁町長は「強い緊張感で予算編成に臨んだ」と述べた。
【2025年度当初予算案】
一般会計 132億8300万円( 3.7%増)
特別会計 82億8400万円( 2.1%増)
下水道会計 30億3200万円(16.2%減)
……………………………………………
総額 245億9900万円( 0.3%増)
※100万円未満切り捨て
※カッコ内は2024年度当初比