2021年から改修工事のため休館していた横浜美術館(横浜市西区)が8日、リニューアルを記念した展覧会「おかえり、ヨコハマ」で全館オープンを迎える。同館、神奈川新聞社、tvkの主催。
同展は20年に就任した蔵谷美香館長が手がけた初の企画。「横浜」をキーワードに、「多様性」の視点で絵画、写真、工芸、映像など豊富な作品を読み解き、横浜の歴史や暮らしを深く掘り下げている。
また、入り口に近い大空間「グランドギャラリー」がこれまで以上に自由で開かれたエリアに変身。無料で作品を楽しめたり、くつろいだりできる場が拡充された。7日に開かれた報道内覧会で、蔵谷館長は「より開放的な美術館に生まれ変わりました」と来館を呼びかけた。
6月2月まで。木曜休み(3月20日は開館、翌21日休み)。一般1800円ほか。問い合わせは同館電話045(221)0300。
(高橋 円、写真も)