県は7日、埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受けて実施した下水道管の緊急点検について、同日までに予定の範囲を完了し、異常は確認されなかったと発表した。今後は県が管理する全ての下水道管に点検範囲を広げる。
県では緊急の1次点検として1月30日から2月7日まで調査を実施。県が管理する相模川流域下水道のうち、事故現場と同規模の下水道管で相模原、海老名、平塚市などを通る約58キロを調べていた。下水道管が埋設されている道路の路面の異変や、303カ所のマンホール内の下水の流れに異常がないかなどを調査。専用車両のレーダーで路面下を調べた結果、すぐに対応が必要な空洞がないことが確認されたが、詳細なデータを分析している。