貸し会議室などを運営するティーケーピー(東京都新宿区)は昨年4月に営業終了したセミナーホテル「レクトーレ湯河原」をリニューアルし、「グランレクトーレ湯河原」(神奈川県湯河原町鍛冶屋)として再オープンした。企業研修向けの宿泊施設が、一般の観光客も楽しめるホテルに生まれ変わった。
新ホテルは研修などで使用できる会議室3室を残す一方、客室数を108室から55室に減らすことで1室当たりの広さを拡大。ダーツやカラオケを楽しめるラウンジのほか、湯河原温泉を引き入れた大浴場やサウナも新設し、ホテル内だけでアクティブに過ごせる空間を実現した。
改装前は主に企業の宿泊研修施設として利用されていたが、国内外の観光客も楽しめる空間を提供しようと昨年4月から改装工事を行っていた。
今月5日に開かれた開業披露式典で、同社の河野貴輝代表取締役社長は「個人(利用)の方にも使っていただける施設に改装した。歴史ある温泉地である湯河原の新たな観光ハブを目指したい」と抱負を述べた。
問い合わせは、同ホテル電話050(3803)6536。