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「借りない方が良かった」熊本県の高校生奨学金 滞納中の約3割が回答 県教委が調査

KKT熊本県民テレビ 2024年6月25日 12時8分

高校に通うために「県育英資金」を借りた人のうち、一部の人は「借りない方が良かった」と考えていることが、熊本県教育委員会の調査で分かりました。

熊本県教育委員会(4日)

熊本県高校教育課では、今年1月時点で滞納中の2521人全員と、納期を守って返還中の人の中から抽出した2000人などを対象に初めてアンケートを実施しました。

そして回答があったうち、「奨学金を借りない方が良かった」と答えた人は滞納中の人の29%、返還中の人の11%でした。「借りないほうが良かった」、「どちらでもない」と答えた理由では、「返還額が多く大変なため」が滞納中の人で8人、返還中の人で24人いました。

また奨学金の返還が「奨学生本人の生活に影響があった」と答えた人は、滞納中の73%、返還中の49%に上りました。影響した内容は、多い順に生活費、結婚、出産、就職でした。

県育英資金は、高校3年間に借りた金額を高校または大学卒業後9年間で返済する制度で、昨年度は1286人が利用しました。

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