人気の｢ポケモンカード｣540万円相当を盗んだ罪などに問われた男に対し、熊本地裁は11日、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、福岡県大牟田市の建設作業員、水深正累被告(27)です。判決などによりますと水深被告は去年5月、荒尾市のカード販売店に侵入し、ポケモンカード68枚、約540万円相当を盗んだほか、和水町や菊池市の会社事務所から現金や金庫を盗んだとして建造物侵入と窃盗の罪に問われていました。被害額は4件で850万円あまりにのぼります。
人気ゲーム｢ポケットモンスター｣のキャラクターをデザインしたポケモンカード。今回盗まれた中には1枚50万円するものもあり、裁判で水深被告は一部売却したことを認め、｢ギャンブル代が欲しかった｣と供述していました。
11日の裁判で熊本地裁の加嶋敦裁判官は、｢工具を準備し、防犯カメラの位置を確認するなど計画的な犯行｣と指摘し、懲役4年の求刑に対し、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
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