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【貴重な瞬間】この時期15分しか見られないサンゴの産卵 天草の海で撮影に成功

KKT熊本県民テレビ 2024年7月15日 19時35分

天草の海でサンゴの産卵の様子をカメラがとらえました。この時期にしか見られない貴重な光景です。

サンゴの産卵(天草市)

水深3メートルの真っ暗な海中に舞う雪のような小さな薄ピンク色の粒。天草市牛深町で今の時期だけ、約15分しか見られないサンゴの産卵です。(映像提供:牛深ダイビングスクールブルーアース21くまもと)

ダイビングインストラクター・水洗壽男さん、里恵さん夫妻

撮影したのは、20年以上天草の海に潜り続けるダイビングインストラクターの水洗壽男さん、里恵さん夫妻です。2人は、7月6日に撮影を開始しました。しかし、簡単に撮影はできません。

■水洗壽男さん

「大変でした。雨、風、雷に遭遇してしまいました。自然相手なので、いつ来るのか全くわからない状態なので、ただひたすら待っているしかない」

潜り続けること8日。水洗さんたちは13日、ようやく貴重な瞬間を捉えました。ミドリイシ科のテーブル状のサンゴの産卵です。

「天草の海は生きている」

■水洗壽男さん

「今年も天草の海は生きているんだなっていう、天草の環境はサンゴが生育できる状態が守られていると再確認できた喜び」

生きる海が見せた生命の誕生。天草の自然が織りなす神秘の瞬間です。

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