日本銀行が追加利上げを決めたことを受けて、ふくおかフィナンシャルグループが、普通預金の金利を引き上げると発表しました。
歴史的な円安や物価高などで消費が伸び悩むなか、日本銀行は7月31日に政策金利を「0.25%」に引き上げることを決めました。
これを受けて、熊本銀行を傘下に持つふくおかフィナンシャルグループは、8月2日から円の普通預金の金利を0.02%から0.10%に引き上げます。
これは2008年12月以来の水準で、今後、定期預金の金利引き上げも検討します。
また、肥後銀行を傘下に持つ九州フィナンシャルグループでも、円の普通預金などの金利引き上げを検討しているということです。
【解説】
普通預金の金利をめぐっては、メガバンク3行も、これまでの0.02%から0.1%に引き上げることをすでに発表しています。
■利上げの影響
金利が上がると、私たちにはプラス、マイナス両方の影響が出てきます。
今回の預金金利の上昇は、プラスと捉えられます。
■マイナスの影響
マイナス点は、住宅ローンがある人への影響です。
日本テレビの取材によりますと、金融機関によって異なりますが、住宅ローンの変動型金利は新規の貸し出しの場合、早ければ9月から、既に借り入れしている人は来年の1月から金利が上昇する可能性が出ています。
金銭的な負担も絡みますから、今後の行方が注目されます。
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