Infoseek 楽天

「お前みたいな店長なら辞める」ジョイフル元店長がパワハラなど訴え

KKT熊本県民テレビ 2024年8月13日 20時8分

長時間労働やパワハラで精神障害を発病したとして、ファミリーレストラン「ジョイフル」の元店長の男性が会社と子会社などに対し、損害賠償など約4900万円を求める訴えを熊本地裁に起こしました。

78日間連続勤務などの環境を訴え

訴えを起こしたのは、ジョイフル熊本御領店の元店長で熊本市に住む男性(42)です。

訴状によりますと、男性は、2021年1月から熊本御領店の店長を務めていましたが、78日間の連続勤務があったほか、8月12日までの1か月間の時間外労働は152時間に上ったとしています。また店舗を管理する子会社、「ジョイフル西九州」の幹部から「お前みたいな店長だったら辞める」「新人のほうがよっぽど仕事している」と怒鳴られるなどのパワハラを受けたということです。

弁護士による会見

男性は、2021年8月にうつ病を発症し、ことし4月に退職するまで休職を余儀なくされたとしています。

熊本労働基準監督署は、時間外労働や連続勤務がうつ病の原因になったとして、労災認定したということです。

男性は、会社と子会社に加え、それぞれの幹部あわせて3人に対し、損害賠償や未払いの残業代などあわせて約4900万円を支払うよう求めています。

ジョイフル本社(大分)

KKTの取材に対しジョイフルの担当者は「現時点で訴状が届いていないため、コメントを差し控える」と話しています。

この記事の関連ニュース