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【解説】"過去最強クラス"台風10号 なぜ「危険なコース」でも被害が軽減された?

KKT熊本県民テレビ 2024年8月30日 19時12分

「過去最強クラス」ともいわれていた台風10号。は当初の予想と比べてどうなったのか、北島茂気象予報士の解説です。

北島茂気象予報士

(北島茂気象予報士)

台風10号は、九州に近づき勢力が2回変わりました。九州接近時は「非常に強い勢力」、「過去最強クラス」とも言われていましたが、29日午前8時には1ランク弱まり「強い勢力」に、そして午後3時には強い勢力でもなくなりました。

台風10号の進路

この時、何があったのか、台風の進路を振り返ります。

台風10号は、29日午前8時には鹿児島県の薩摩川内市付近に上陸し、午後3時頃は長崎の雲仙市付近を北上していました。つまり、いずれも陸上に台風があったことで海水からの水蒸気の補給が減り、そのため勢力が急速に弱まったと考えられます。

熊本にとって最も危険なコースではありましたが、鹿児島上陸によって被害がある程度、軽減されたといえます。

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