熊本地震から全線再開を果たした南阿蘇鉄道で、地震の被害や復旧の記録をたどる新しいツアーが始まります。
南阿蘇村の立野駅。南阿蘇鉄道が新しいツアーを始めると聞いて取材に来た私たち。熊本地震の被害や復旧について学ぶツアーだというのですが、列車に乗るかと思いきや、次々にバスに乗り込む参加者たち。このツアー、いったいどこへ向かうのでしょうか?
到着したのは、南阿蘇村にある「震災ミュージアムKIOKU」です。南阿蘇鉄道のことだけでなく、熊本地震の被災地で災害について学ぶためのこのツアー。次に訪れたのは、白川沿川の洪水被害を軽減することを目的として今年完成した阿蘇立野ダム。ダム建設のために造られた、普段は入ることのできないトンネルの内部を見学することができます。
さらに、南阿蘇鉄道のシンボル「第一白川橋りょう」の見学や、トロッコ列車に乗って阿蘇の魅力を満喫しながら災害と復興について学ぶことができます。ツアーは20日から始まり、期間によって立ち寄るスポットを変えながら継続していくということです。
■南阿蘇鉄道 宍戸優介さん
「このツアーを通して皆様自身の防災・減災の意識を 高めていただけるようになればいいと思う」
予約は南阿蘇鉄道のホームページで受け付けています。
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