免田栄さんが死刑囚として国内で初めて再審無罪となった冤罪「免田事件」で、社会復帰後の免田さんを支え続けた妻の玉枝さんが18日朝、88歳で亡くなりました。
1948年に人吉市で一家4人が殺傷された事件で犯人とされ、死刑判決が確定した免田栄さん。1983年に再審無罪となり、翌年に結婚したのが玉枝さんでした。
2020年に免田さんが亡くなるまで福岡県大牟田市でともに暮らした玉枝さんは、講演活動や死刑廃止を訴える免田さんをそばで支え続けました。
関係者によりますと玉枝さんは18日午前8時頃、入所していた福岡県大牟田市の介護施設で亡くなりました。88歳でした。関係者によりますと、1か月ほど前から食欲が落ちていたということです。
免田玉枝さんの通夜は19日、葬儀は20日に大牟田市で営まれます。