阿蘇市は、不正アクセスで市民の戸籍情報を閲覧し、無断で他人の家系図を作成した職員を刑事告発する方針です。
阿蘇市が刑事告発する方針を固めたのは、阿蘇市役所波野支所に勤務する49歳の男性係長です。阿蘇市によりますと、係長は今年4月と6月、他の職員から必要なIDなどを聞き出して法務省が管理するシステムに不正にアクセス。市民の戸籍情報を93回にわたり閲覧して出力し、2件の家系図を作成したとして、今年8月に停職3か月の懲戒処分を受けていました。
阿蘇市は22日の臨時市議会で、10月中にも係長を不正アクセス禁止法違反の容疑で刑事告発する方針を明らかにしました。阿蘇市は「法律に基づきしっかりと対応する」とコメントしています。
この記事の動画はこちらから再生できます