衆院選熊本2区で当選確実となった自民党の前職・西野太亮氏の選挙戦を振り返ります。
自民党の公認として初めての選挙戦に臨んだ西野太亮氏。
■西野太亮氏
「3年前の公示日、出陣式とは随分光景が違う」
前回は無所属で立候補し、当選16回を重ねる自民党の大ベテラン、野田毅氏に挑みました。かつて野田氏と公認争いを演じた元衆院議員の林田彪氏の地盤や人脈を手がかりに、激しい保守分裂の選挙を繰り広げました。そして、約5万票の差をつけ初当選しました。
あれから3年。今回、自民党にとっても、“保守分裂の解消”が大きなテーマとなりました。出陣式ではこんな一幕も。
■自民党熊本県連 前川收会長
「みなさん、きょうはですね、野田毅先生をずっとお支えいただき、今でも秘書をやっていただいています二子石秘書がお見えいただいております」
足並みをそろえて戦いに臨むため「融和」をアピール。しかし…。
■野田毅元衆議院議員の秘書 二子石信介氏(10月5日取材)
「(応援)できるところと、まだ抵抗がすごくあるところもあるんです」
西野氏の陣営は“保守分裂が解消した姿”を示したいと、議席を争った野田氏を支援していた自民党議員の協力も取り付け、分厚い組織戦を展開しました。
■西野太亮氏
「私の場合は、まさに保守分裂の舞台そのものの戦いですから、こういう舞台で再度戦うということで新たなステージに入る」
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