国内最大規模の吹奏楽の大会「全日本吹奏楽コンクール」で、熊本県の玉名女子高校吹奏楽部が11回連続となる金賞を受賞しました。ひとつひとつの音を大切に奏でる生徒の思いを取材しました。
1966年創立で、60年近い歴史を持つ玉名女子高校吹奏楽部。現在は98人で活動しています。吹奏楽やマーチングなど全国大会常連の強豪で、8月の九州吹奏楽コンクールでは最高位にあたる金賞を受賞。九州の代表として全国大会への進出を決めました。
30年以上指導を続ける顧問の米田真一さんは、これまで様々な大会の上位入賞に吹奏楽部を導いてきました。
■玉名女子高校吹奏楽部顧問 米田真一さん
「186小節目の2拍目は一緒のはずなのに、何で違って聞こえるの?」
本番直前とあり、指導も細かくなります。
Q全国大会に向けた練習で難しい部分は?
■2年生 穂波苺さん(トランペット)
「全体で合わせるということも大事だったんですけど、個人の技術のレベルアップなどが必要になってくるので、そこが難しいところです」
7か月前から取り組んできた曲の集大成となる全国大会。部員たちが大切にしていることは。
■3年生 木村呼春さん(チューバ)
「ひとつひとつの音に想いが込められているところが玉名女子の音の特徴だと思います」
Qどんな演奏をしたい?
■3年生 平川未侑さん(ホルン)
「たくさんの方々に感動していただけるように演奏を行いたいです」
そして迎えた10月20日の全国吹奏楽コンクール。全国の舞台で堂々と演奏した玉名女子高校。30の参加団体のうち上位12団体に贈られた金賞に輝きました。11回連続の受賞です。
次の目標は、11月に行われる全日本マーチングコンテスト。14回連続の金賞を目指します。
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