いわゆる“闇バイト”をSNSで募集したとして、16歳の男子高校生らきょうだい2人が逮捕されました。
職業安定法違反の疑いで逮捕されたのは、熊本市の16歳の男子高校生と、姉で18歳の飲食店従業員です。警察によりますと、2人は10月10日頃～20日にかけて、SNSで「短期間で高収入、やりたい人いたら連絡ください」と投稿し、詐欺事件などで現金を引き出す「受け子」や「出し子」を募集した疑いが持たれています。
弟の知り合いの県内の男子高校生が投稿を見て応募しましたが、不審に思いキャンセルを申し出たところ「断ったら賠償金を払ってもらう。どうなるか知らないぞ」などと脅され、警察に相談し事件が発覚しました。
警察は今後の捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。警察は、2人は別の人物から闇バイトの募集を指示されていたとみて、犯罪グループの実態について詳しく調べています。
職業安定法では、有害な仕事に就かせる目的で、労働者の募集などを行うことを禁止しています。警察によりますと、「闇バイト」を募集した人物を職業安定法を適用して逮捕したのは、 県内で初めてだということです。
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