1月1日現在、熊本県内に住む外国人は約2万5000人。その増加率は24.18%と全国1位です。こうした中で、熊本大学は2026年以降、付属の小中学校に国際クラスの設置を予定しています。本格始動を前に7日、小学校で外国人児童の募集説明会が開かれました。
熊本大学教育学部附属小学校で開かれた外国人児童の募集説明会には、台湾をはじめ世界各国から20人が参加しました。TSMCの進出などを背景に多様な教育ニーズに応えようと、ほぼすべての授業を英語で行う国際クラスの設置を予定している熊本大学。国立大学付属の小中学校では全国初めての開設で、2026年春から小学校で、2027年春以降は中学校で学年ごとに入学を募集します。
7日の説明会に参加したのは、来年度小学校に入学する外国籍の子どもの保護者です。国際クラスの開設を前に一般クラスに最大5人受け入れるもので、条件は英語でコミュニケーションが取れることです。
■タンザニア出身の保護者
「(熊大附属小での)モラルの教育など行動や態度についての指導は、もし母国に帰っても息子の人格形成にとって、いい経験ではないかと思う」
入学試験は12月7日に行われます。
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