熊本県内の渋滞問題についてシリーズでお伝えしている「抜け出せ!渋滞都市」。TSMCの工場進出などに伴い交通渋滞が深刻な問題となっている菊陽町が、職員の「時差出勤」をスタートしました。
菊陽町が11日から試験的に始めた職員の時差出勤。対象は、正職員や一部の会計年度任用職員など約250人です。通常の午前8時半出勤を午前7時半もしくは9時半に1時間ずらし分散を図ります。
■午前7時過ぎに出勤した職員
「きょう来た感じだと、特にデメリットは感じませんでした」
■午前7時過ぎに出勤した職員
「少し早めに出ることで、少し車が少ない時間帯を選べる」
渋滞解消に向けて、県や熊本市が8月から導入している時差出勤。TSMC進出などにより、朝夕ともに約1キロの渋滞が発生しているという菊陽町のセミコンテクノパーク周辺でも、一部の企業が取り入れています。
■菊陽町 村上健司総務課長
「交通渋滞の緩和の一助に少しでもなればというのもあるが、職員のワークライフバランス、職場環境の改善につながればと思っている」
菊陽町は、来年3月末までの実施結果や職員アンケートをもとに、今後の取り組みに活用する方針です。
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