いわゆる“闇バイト”をSNSで募集したとして指定暴力団道仁会系組幹部の男が逮捕された事件で、警察は12日、福岡県久留米市にある道仁会本部事務所を家宅捜索しました。
■花木瞳記者
「午前11時です。捜査員が道仁会の事務所に入ります。これから家宅捜索が始まります」
この事件は、詐欺事件などで現金を引き出す「受け子」や「出し子」をSNS上で募集したとして、指定暴力団道仁会系組幹部の西村達哉容疑者(27)や、熊本市の16歳の男子高校生、姉で18歳の飲食店従業員の3人が、職業安定法違反の疑いで11月、逮捕されたものです。警察は、捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。
12日は、熊本県警の捜査員約30人が、福岡県久留米市にある指定暴力団道仁会の本部事務所を捜索しました。警察によりますと、西村容疑者は闇バイトを勧誘するグループのリーダー的な立場だったとみられています。警察は、資料を押収するなどして道仁会の組織的な関与の有無などを調べています。
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