104人の犠牲者を出した熊本市の大洋デパート火災から51年の29日、大洋デパート跡地にある商業施設で消防避難訓練が行われました。
熊本市は、大洋デパート火災のような惨事を繰り返さないようにと、11月29日を「熊本市消防避難訓練の日」としています。熊本市中央区にあるCOCOSAで行われた訓練には、消防士ら約100人と消防車9台が参加。2階の通路から出火したという想定で、5階にいる救助が必要な人をはしご車で救助する訓練などを行いました。
■熊本市消防局 藤井功 消防司令長
「(大洋デパート火災の)経験と教訓を風化させることなく、今後、熊本市民一同が防火意識の高揚を進めて、安全で安心な熊本市の街づくりを構築したい」