今年の世相が反映される「新語・流行語大賞」が2日、発表されました。熊本の皆さんはどのような言葉が印象に残ったのでしょうか。
今年の「新語・流行語大賞」には、30の言葉がノミネートされました。自民党の派閥のパーティ券をめぐる『裏金問題』や、20年ぶりに新たな顔に生まれ変わった『新紙幣』などが選ばれました。
そんな中、発表前日の1日、熊本の皆さんにも大賞を予想してもらいました。
■10代女性
「『アサイーボール』は今、食べてきました。健康にいいみたい」
■20代女性
「『アサイーボウル』。一時期、めちゃめちゃ作ってました」
■40代男性
「『新NISA』じゃないですか。今、結構話題になっているので、私も始めてみようと思って今年から始めました」
■70代男性(福岡から)
「大リーグでこれだけの活躍なので、世界のナンバーワンでしょう!『50-50』。我々はもう、70-70やけどな」
ドジャースの大谷翔平選手がワンシーズンに50本塁打、50盗塁を達成した『50ー50』。熊本でも、7月に期間限定で登場したグッズを扱うショップでは、長蛇の列ができました。大谷フィーバーは熊本でも。日本中を沸かせました。
こちらの親子が選んだのは。
■30代女性(小学1年生の母親)
「『はいよろこんで』は、保育園も小学校もみんな、すごく歌っていたイメージ」
こっちのけんとさんの『はいよろこんで』です。TikTokではギリギリダンスとして、多くの著名人がダンス動画を公開し、話題となりました。
“ダンス”と言えばこちらも。
■30代男性
「『Bling-Bang-Bang-Born』です」
■60代男性
「『Bling-Bang-Bang-Born』。耳にずっと残る感じがして」
ヒップホップユニットCreepy Nutsの大ヒットソング『Bling-Bang-Bang-Born』。SNSなどでダンスもはやりました。
そして2日午後。いよいよ大賞が発表されました。
「新語・流行語年間大賞は…『ふてほど』です」
今年の年間大賞に選ばれたのは、宮藤官九郎さんが脚本を手がけたドラマ「不適切にもほどがある!」の略称、『ふてほど』でした。阿部サダヲさんが演じる主人公が昭和から令和の現代にタイムスリップ。コンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく物語です。
■俳優 阿部サダヲさん
「正直『ふてほど』って自分たちでは1度も言ったことないんですけど…。 ドラマ全体が評価されたと思って光栄です」
■緒方太郎キャスター
「今年の新語・流行語大賞は、ドラマ「不適切にもほどがある!」を略した『ふてほど』に決まりました。残念ながら我々のチャンネルではないドラマですが、街の人はどう受け止めているのでしょうか?」
■60代男性
「ふてほど!?僕らの年代にはわからないかもしらん」
■20代女性
「見ていないです」
ドラマを見ていない人はピンと来なかった一方で、こちらの男性は。
■50代男性
「今の時代と、その(昭和)時代とのギャップがすごくいい感じで描いてあったとは思いますよ。どこでもタバコを吸っていい感じが懐かしいなと思いましたね」
一方、令和を生きる中学2年の息子は。
■10代男性
「喫煙所が今設置されているので、そういうところで吸ったほうがいいと思います」
昭和と令和の価値観の違いが、多くの家族で話題になったのかもしれません。