熊本市の公立中学校が2027年度から予定している新しい学校の部活動。学識者などを交えた検討が本格化しました。
今年度初めて開かれた検討委員会。学識者や保護者の代表、スポーツ指導者などが集まり、市教委が新しい部活動のあり方の方針案を説明しました。
この中では、少子化で多様な部活動の提供が難しいため連携した他の公立中学校の部活に入部できる仕組みや、教員の負担を減らすため、指導者を民間企業や公務員などからも募る案が示されました。顧問には1時間1600円が支払われます。
25日、初めて方針案の説明を受けた委員からは。
■龍田地域なかよしスポーツクラブ相談役・西島徹郎委員
「今小学校の部活動が社会体育に移行したんですけど、かなり減ってきている。(小学校と)中学校との連携も考えてみては」
このほか、経験者がすぐに指導をできるとは限らないとして実習を求める声や部活動の参加者に月3000円程度の指導費の負担が発生する可能性があることを周知すべきという意見が出ました。次の委員会は来年3月の予定で、熊本市教育委員会は今年度中に方針を決める予定です。
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