約7300万円をだましとられる詐欺被害にあったのは、県北に住む70代の男性です。
警察によりますと去年10月から12月にかけて、男性の家の固定電話に警察官や検察庁の職員を名乗る人物から「あなたの口座が犯罪に使われている」「紙幣番号の調査をしなければならない」などと電話があり、調査のため現金を回収すると伝えられたということです。
男性は言われた通り袋に入れた現金を家の敷地の入り口に置き、3回で約7300万円をだまし取られたということです。男性に紙幣番号の調査結果が届かず、電話も繋がらないことから9日に警察に相談があり事件が発覚しました。
県警によりますと、県内の“電話でお金詐欺”による被害額は去年1年間で約4億5000万円にのぼります。県警は、固定電話を留守番設定にするほか警察官を名乗られても安易に信用せず、電話でお金の話がでたら家族などに相談するよう呼びかけています。
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