宮崎県都城市がふるさと納税返礼品の産地を偽装したとして錦町の食肉販売業者に業務委託料の返還などを求めた裁判で、宮崎地裁は14日、この業者に約1億3500万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
都城市は、タイ産とブラジル産の鶏肉を都城産と偽装したヒムカ食品に対し、業務委託料などあわせて1億8427万円の返還を求めていました。しかし、ヒムカ食品からの支払いは6000万円で、都城市は裁判で残りを支払うよう求めていました。裁判の中でヒムカ食品は、「委託料を返還する必要はない」と主張していました。
14日の判決で宮崎地裁は、返礼品は地場産品であることが定められている中で外国産の鶏肉を原料にしたことは制度に反するとして、ヒムカ食品に対しあわせて1億3548万円の支払いを命じました。
判決を受け都城市は、「主張が全面的に認められ、当然の結果」とコメントしています。一方、ヒムカ食品は控訴する方針を示しています。
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