熊本市で22日、高校生を対象とした半導体研修があり、高校生が機器のメンテナンスを体験しました。
熊本市で開かれた高校生向けの半導体研修。機械保全や製造の分野に人材派遣をする日研トータルソーシングが企画し、県立八代工業高校電気科の2年生24人が参加しました。
TSMC進出に伴い、急務となっている半導体関連の人材確保。熊本県は2032年度までに県内の半導体関連企業で2万5000人あまりを雇用したい考えです。また、八代工業高校がある八代市では県が約35億円をかけて工業団地を建設する予定で、地域で半導体需要の活性化が見込まれます。
参加した生徒は実際の機器を使い、半導体装置のメンテナンスや部品の動作確認を体験しました。
■八代工業高校電気科2年 迫本海人さん
「学校の授業で半導体について学ぶことはあったが、実際にやってみるととても難しいと実感した」
■八代工業高校電気科2年 古賀蒼志さん
「自分の進路選択の中でこういう作業をするんだというすごく参考になる。(将来)半導体製造業を目指そうと思う」
研修を行った日研トータルソーシングは、今後も高校生向けの出前授業や教職員向けの半導体研修を予定しています。
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