Infoseek 楽天

水道用水源から目標値超のPFOS・PFOA検出で給水 住民も不安の声

KKT熊本県民テレビ 2025年1月30日 19時25分

宇城市の一部で、水道用の水源から、国の目標値を超える有機フッ素化合物が検出されました。「今後どうなるか」住民も不安を募らせています。

飲み水の給水

30日、宇城市にある公共施設では、朝から急きょ飲み水の給水が行われていました。

■給水に来た人

「知らなかったらそのままで良いんだけれど知ってしまったからもらいに行こうかと。今後どうなのか。このまま飲めないと大変でしょう」

宇城市は29日、不知火町にある水源と水源から水の供給を受けている住宅の水道水から、国の目標値を超える有機フッ素化合物、PFOSとPFOAが確認されたと発表。

撥水加工のフライパンなどに使用

PFOSやPFOAは、はっ水加工のフライパンや化粧品、泡消化剤などに広く使われていましたが、現在は使用や製造が規制されています。宇城市が1月までに行った調査でわかったもので、この水源から供給されている不知火町御領全域と高良、柏原の一部の地域約1600世帯3400人に対して、できるだけ水道水を飲むことを控えるよう呼びかけています。

井戸水が水源の蛇口の水など調査へ

宇城市は県と連携して、緊急の追加調査を実施。水源の周辺に井戸を持つ住宅で、井戸水が水源となっている蛇口の水などを調べています。宇城市は水道の水源を別の水源に切り替え、31日にも対象となった地域の住宅の水道水を採取し、検査に出す予定です。

給水は30日午後7時まで、不知火防災拠点センターなど2か所で行われる予定です。

31日も午前9時から午後7時まで市内の3か所で行われます。

この記事の動画はこちらから再生できます

この記事の関連ニュース