熊本県は26日、半導体関連工場の増加に備えた下水処理施設整備計画の住民説明会を菊陽町で開きました。
セミコンテクノパーク周辺で今後、増加が見込まれる半導体関連工場の排水を適切に処理するため、熊本県は合志市と菊陽町にまたがる場所に新たな下水処理施設の整備に向けた取り組みを進めています。その整備計画素案の住民説明会が26日、菊陽町で開かれました。
説明会には約50人が参加し、県の担当者が排水を処理した後白川に放水する予定など計画の素案を説明すると、住民からは農業や畜産業への影響を懸念する質問がありました。これに対し県の担当者は「影響が出ないよう管理を徹底する」と答えました。
県は現在、都市計画の決定手続きを進めていて、2025年度中の着工を目指しています。