30日午後、熊本市役所近くの交差点で、熊本電鉄の路線バスが試運転を行っていた自動運転バスに追突する事故がありました。けが人はいませんでした。
警察によりますと、31日午後3時半頃、熊本市中央区手取本町の熊本市役所北側の交差点で、3車線の一番左のバス専用レーンを京町方面に左折しようとしていた自動運転バスに、後ろを走っていて水道町方面に右折しようとした路線バスが追突しました。
■洲﨑湧貴記者
「後ろから追突され、後ろの部分が大きく破損しています。破損した部分は現在、段ボールで覆われている状態です」
自動運転バスは、熊本市が2月10日からの実証実験に向け試運転をしていました。自動運転バスに乗客はおらず、スタッフ4人が乗っていましたが、けがはありませんでした。また、追突した熊本電鉄の路線バスの乗客乗員約20人にもけがはありませんでした。
路線バスを運転していた20代の男性運転士は、「普段より手前で前のバスが止まったので、右にハンドルをきったが間に合わなかった」と話しているということです。熊本電鉄は、「何があっても事故を起こしてはいけないので、今後このようなことがないように社員教育を行い事故防止に努めていく」と話しています。
自動運転バスの破損した部分の近くにはセンサーの配線があり、31日中にも修理工場で損傷具合を調べるということです。熊本市は、2月10日から予定している実証実験について、「損傷具合がまだわからないのでまずは状況を確認し、改めて検討する」としています。
自動運転バスの破損した部分の近くにはセンサーの配線があり、31日中にも修理工場で損傷具合を調べるということです。熊本市は、2月10日から予定している実証実験について、「損傷具合がまだわからないのでまずは状況を確認し、改めて検討する」としています。
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