公共交通の利用促進や交通渋滞の緩和に向けて、大学生と交通事業者による意見交換会が12日、熊本市で開かれました。
意見交換会には、熊本県の公共交通利用を促進するキャンペーンでバスや市電を利用した大学生が出席し、感想を発表しました。
■熊本学園大学 仮屋陽さん
「自分が想像していたより車内がすごく静かで、勉強などに適していると思いました」
■熊本学園大学 西田崇人さん
「特に大雨の日は、原付を運転していると視界も狭くなって危ないので、今後は大雨や天気が崩れた日は積極的にバスを利用したいと思いました」
また、利便性を高める提言もしました。
■熊本学園大学 那須健太郎さん
「熊本の交通への提言として、自分は浜線バイパスを通るバスやバス停がもう少し増えてほしいというのが個人的な感想です」
■尚絅大学 白石彩華さん
「バスの到着時刻や運行状況をリアルタイムで更新してくれる『バスきたくまさん』をアプリ化することで、(アプリを)開くだけですぐ見られる状態を作れば、老若男女関係なく利用しやすいと思いました」
これに対し、バス事業者は。
■九州産交バス共同経営推進室 今釜卓哉課長
「バスの利用者が増えて、私たち民間のサービス量が増える。サービスが増えたら、また皆さんがバスに乗りやすくなる。そういう循環を目指していきたい」
ふだん自転車や自家用車が優先する学生も多い中、どうすれば公共交通が選ばれるか、若者へのアピールが課題といえそうです。
■尚絅大学 田尻千夏さん
「自分が公共交通を利用すれば、もっと良いことがあるよとメリットを自分から周りの方へ発信していければいいなと思いました」
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