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YKK APの玄関ドア 防火性能を確認する試験で不正 富山県内の工場で製造

KNB北日本放送 2024年7月23日 19時45分

大手建材メーカーのYKK APは、滑川製造所で開発・製造した玄関ドアについて、防火性能を確認する試験で不正があったと発表しました。

YKK APによりますと、この玄関ドアは、2008年に滑川製造所で防火性能などの認定に関わる試験を実施する際に、扉の幅や高さなど7項目について、販売された製品とは異なる形で試験を行ったということです。

社内の検査で試験に問題がある可能性が判明したため、YKK APは第三者による特別調査委員会を設けて、去年8月から当時の担当者の聞き取りなどの調査を進めていました。

調査報告書では、問題の行為は防火性能の試験を通すために行われ、その背景には、試験に関わった従業員が社内のプレッシャーを受けていたことや、チェック体制や従業員の教育体制に不備があったことなどを指摘しています。

YKK APは、対象のドアは集合住宅など県内の1棟を含む117棟に、合わせて981セットが設置されていると発表し、現在、現場での改修を進めています。

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