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コメ生産者に前払いする「概算金」県内今年は全品種で増額

KNB北日本放送 2024年8月19日 20時42分

今年とれるコメについて、農協が生産者に前払いする「概算金」は、全ての品種で去年から増額となりました。生産コストの上昇などに伴うもので、うるち米はこの10年で最も高くなりました。

概算金は、コメの生産者が農協を通じて出荷する時点で農協から支払われる前払金で、コメの市場価格に影響を与えるとされています。

JA全農とやまが19日に発表した今年の概算金は、1等が税込みで、県産ブランド米の富富富が60キロあたり1万6800円、コシヒカリが1万6000円で、それぞれ去年から3000円上がりました。増額はともに3年連続です。

てんこもりやてんたかくも含め、すべての品種で去年を上回り、うるち米は、2012年産以降で最も高くなります。

引き上げの理由についてJA全農とやまは、コメが売れる売れないが背景となってきた概算金の設定が法律の改正によって見直され、生産コストの増加を踏まえて持続的なコメづくりを重視したためとしています。

概算金の増額によって、今後、コメの販売価格に影響が出る可能性があります。

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