次期衆議院選挙富山1区の候補者選考をめぐり、自民党富山市連は8日、支部長らによる会議を開きました。
市連が行う方針を示していた現職の田畑裕明議員を推すかどうかを問う党員アンケートは行わず、田畑議員を引き続き推すことを申し合わせたということです。
自民党富山市連に所属する各支部の支部長・幹事長らによる会議の開会前には、田畑議員が出席者に頭を下げて回るなどしました。
会議は冒頭以外は非公開で開かれました。
終了後に内容を説明した市連の中川忠昭支部長によりますと、出席者からは一部、田畑議員を信頼できないという声があがった一方で、田畑議員を支えるべきだという意見が多くあがったということです。
そのうえで会議では、田畑議員を推すかどうかを問う党員アンケートは行わず、田畑議員を引き続き推すことを申し合わせたということです。
田畑議員は今年6月に開催予定だった政治資金パーティーの案内状に「入金のみ」の項目を設定したことが、政治資金規正法が禁じる「政治家個人への寄付」にあたる恐れがあると指摘されるなどの問題が相次ぎ、市連が厳重注意していました。