風営法違反や恐喝未遂などの罪に問われた富山市の元消防士の男に対し、富山地方裁判所はきょう、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、富山市消防局の元消防士 杉谷竜生被告（22）は、去年8月から今年5月まで富山市総曲輪のガールズバー「NEO」で、風俗営業の許可を受けずに、18歳未満の女性を含む従業員に客の接待をさせました。
また今年1月には、知人男性に対し「俺から逃げられると思うな」「100万円やな」「殺すぞ」などと話し、現金を脅し取ろうとしました。
きょうの判決で富山地裁の長島銀哉裁判官は、店の営業期間が比較的長いことや18歳未満の従業員に接待させるなど、順法意識が薄いことを指摘しました。
一方、知人男性への恐喝が未遂であること、被告に前科がなく反省していることを考慮するとして、懲役2年の求刑に対し、判決では懲役1年8か月、執行猶予3年、罰金50万円とガールズバーの経営で得た収益の没収を言い渡しました。
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