富山県のブランド米、「富富富」の新米が4日、県内で一斉に発売され、店頭では、早速買い求める人の姿が見られました。
一方、価格は生産コストの増加などの影響で去年より2割程度、値上がりしています。
「新米の富富富を販売しています。いかがでしょうか？」
富山市のスーパーでは発売に合わせて、入り口近くに特設コーナーを作りました。
入荷したばかりの「富富富」の新米が並び、訪れた客が早速買い求めていました。
この店では2キロ入り税別で1180円で去年と比べて200円値上がりしました。
5キロ入りは500円値上がりするなど店頭価格はおよそ2割値上がりしています。
生産コストの増加などを理由にJA全農とやまは、今年、農家に支払う「概算金」を「富富富」については、2割以上引き上げていて、店が決める販売価格にも影響した形です。
【購入した人は】
「（新米は）きょう初めてだからわくわくしています」
「（値上げは）仕方がないことだなと思う。困りますけれど」
【JA全農とやま米穀課 古戸孝生課長】
「肥料農薬や農機具、燃料代、人件費が上がったところが生産費の向上になった」
「今年もいいものができている。新米ならではの味や香りを味わってほしい。」
富富富は県内の小売り店200店とJAの直売所で販売されます。
この記事の動画はこちらから再生できます