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自宅放火し母親殺害未遂の裁判 被告は「火をつけていない」と主張

KNB北日本放送 2024年10月10日 20時11分

自宅に放火して母親を殺そうとしたとして、放火と殺人未遂の罪に問われている男の初公判が、きょう富山地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を否認しました。

起訴状などによりますと、無職の上田明治被告(56)は2021年9月に、富山市上二杉の自宅で当時同居していた70代の母親を殺害しようと、台所の段ボールなどに火をつけて家を全焼させたとされています。母親は逃げ出して無事でした。

きょうの初公判で上田被告は「私は火をつけておりません」と起訴内容を否認しました。

検察側は、被告が警察署に電話をかけて「認知症の親の介護に疲れて家に火をつけた」と話したうえ、その後の取り調べで火事の詳しい状況を述べたと指摘しました。

一方、弁護側は、被告が警察に電話で話した内容は母親との同居生活から逃れるためのうそだったとし、火事は漏電などが原因であると主張しました。

判決は11月14日に言い渡されます。

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