交流サイトを通して恋愛感情を抱かせる「SNS型ロマンス詐欺」の手口で、富山市に住む50代の男性が790万円あまりをだまし取られたことが分かりました。
富山南警察署によりますと、富山市に住む50代の男性は今年5月、マッチングアプリで「奈美」と名乗る女と知り合い、メッセージや電話のやりとりを通じて好意を抱きました。
男性は女からオンラインショップを使った副業に勧誘され、「商品の仕入れ代」や「資金を引き出すための税金」などという名目で、指定された口座に8回にわたり合わせて790万円あまりを振り込みました。
その後も保証金などの名目で現金を要求されたことから、不審に思った男性が警察に相談し、被害が発覚しました。
警察は、SNSなどだけでやり取りする、見ず知らずの相手の話を安易に信じないよう呼びかけています。