従業員への賃金を支払っていなかったとして富山労働基準監督署はきょう、最低賃金法違反の疑いで富山市の会社とその代表取締役の男を書類送検しました。
富山労働基準監督署によりますと、富山市の北陸板硝子株式会社と代表取締役の80代の男は、従業員9人に対して去年5月から12月まで7カ月にわたり賃金の不払いが継続していて、合わせておよそ1171万円を支払わなかった疑いが持たれています。
会社の関係者が富山労働基準監督署に相談したことで事件が発覚しました。
北陸板硝子は板ガラスの加工や卸売りなどを行う会社で業績不振により去年12月に事実上倒産しています。