富山と岐阜を結ぶJR高山線は、全線開通から、きょうで90周年を迎えました。
県内の沿線の駅では子どもたちなど地域の人たちが高山線に感謝を伝えるイベントを開いています。
「止まれ!進め!ワー」
子どもたちの元気な声が響いたのは富山市婦中町にある千里駅です。
地元のじんぼ保育園の子どもたちが訪れました。
高山線の全線開通90周年を祝おうと、きょうから地元の有志が記念イベントを始めました。
駅の中には地域の人が描いた列車と千里駅に子どもたちが色を塗った塗り絵に、昔懐かしい伝言板。
待合室では絵本が楽しめるカフェが開かれています。
高山線は、1934年=昭和9年のきょう、富山と岐阜の間の全線が開通しました。
以来90年にわたり、富山と中京圏を高山経由でつなぎ、沿線の人の利用に加えて特急列車も走る観光路線として親しまれてきました。
来月15日までのイベントではホームに架けられた こ線橋に四季折々の地域の写真を展示して高山線を利用する人たちを迎えています。
富山市神保地区自治振興会 浅野宗久 会長「これからも地域の皆様とこの千里駅を大切にして利用していきたいと思っています」
「バイバーイ」
子どもたちの思いものせて高山線はきょうも走ります。
「かっこよかった」「これからもずっと走って下さい」
高山線については行政も参加して今後の活性化策の協議が進められています。
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