富山市に住む50代の男性が著名人をかたるSNS型投資詐欺で、3億7000万円余りをだまし取られたことがわかりました。県内で発生した投資詐欺などの被害額としては過去最大です。
富山南警察署によりますと、今年4月、富山市に住む50代の男性がスマートフォンに「投資で儲けられる」などと表示された広告を通じ、投資家の村上世彰さんを名乗る男からLINEでメッセージを受け取りました。
内容は、無料の投資講座などを持ちかけるもので、話を信じた男性は、男から紹介された人物から指定された投資用アプリを使い株の売買を行うために、37回にわたりあわせて3億7000万円近くを指定された口座に振り込みました。
その後、連絡が取れなくなったことから男性が警察に相談し、被害が発覚しました。
県警によりますと、県内で発生した特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺のなかでは、過去最も大きい被害額だということです。
警察は、うまい儲け話に乗らないよう注意を呼びかけています。
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